涙の宝器~異空間前編


まずい!!!



という事は、もう涼に闘う力も走る力も完全に残されていない。




涼はただ哲章を恨めしそうに見ていた。







哲章はそれを見て勝利の大笑いを浮かべた。







だが、突然哲章の動きも止まってしまう………








「どうした!!!
動け!!!
おい!!!」




焦る哲章だが、恐らく涼の仕業でないことは確かだ。



では誰の………



これはさっき闘将侍を襲った状況と似ていないか?












ということは………花立しか考えられない。
< 242 / 449 >

この作品をシェア

pagetop