涙の宝器~異空間前編
タクシーは走り続けていた。
ここどの辺だろう………?
あくびが出る。
「今どの辺ですか?」
「もうすぐですよ」
「そうですか」
また眠りに付こうとしたけど、起きていることにした。
あれ?
私は料金メーターを見て不思議に思った!
高額になっていた。
「あの!
私どのくらい寝てましたか?」
「二時間ほどですが」
「えっ!?」
二時間ほどって………
そんなにかかるわけないじゃん??
「ここどの辺ですか?」
「立川付近です」