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篠崎先輩の頭の上に、『?』マークが浮かんでいるのが目に見えるようだ。

私でもそうなってしまうに違いない。

「千夏ちゃん、特に話がないなら、悪いけど俺はこれで…」

立ち上がり、その場を去ろうとする篠崎先輩。

ああっ、待って先輩!

もう少し千夏にチャンスをあげてよ!

喉まで言葉が出掛かったその時。

「先輩!」

立ち去ろうとする篠崎先輩の背中に向かって、千夏は大きく叫んだ!

「顔見知り程度の間柄でしたけど…ずっと先輩の事好きでした!今年のクリスマス一緒に過ごして下さい!」

おおっ!いったぁ!

膝がガクガク震えるほどに勇気を振り絞り、千夏はついに篠崎先輩への想いを告げた。

後は先輩の返答次第だ。

お願い先輩…千夏の勇気と気持ち、受け止めてあげてよ…!

僅かな沈黙。

そして。

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