colors
「あと二週間ほどで二学期も終わるんだよ?そしたら三学期から、私達もそろそろ三年生になる為の準備しなきゃいけない」
諭すように私は語りかける。
「三年生になったら部活どころじゃなくなるよ?進路の事で忙しくなるんだから!部活やりたくても、引退しなきゃならなくなるんだよ?わかってんの?勝彦!」
私の説得もどこ吹く風。
勝彦は振り向きもせずに歩いている。
…私は空手部の部長ではない。
一応同じ空手部員ではあるけど、顧問の先生に勝彦を説得するよう言われた訳ではない。
そう、これはお節介。
わかっているわよ。
お節介なのだ。
諭すように私は語りかける。
「三年生になったら部活どころじゃなくなるよ?進路の事で忙しくなるんだから!部活やりたくても、引退しなきゃならなくなるんだよ?わかってんの?勝彦!」
私の説得もどこ吹く風。
勝彦は振り向きもせずに歩いている。
…私は空手部の部長ではない。
一応同じ空手部員ではあるけど、顧問の先生に勝彦を説得するよう言われた訳ではない。
そう、これはお節介。
わかっているわよ。
お節介なのだ。