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「俺、本読まないからどういうのが面白いのかわからなくてさ!」

更に一歩踏み込む。

「……っ」

睨んでも怯まなかった相手は初めてなのか。

彼女は少し目を白黒させていた。

だけどその目が訴える。




『諦めないでくれて有り難う』




自意識過剰かな?

でも、そんな風に彼女が言ったような気がしたんだ。




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