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どこから来た子犬だろう?

独りぼっちなのかな?

お母さんはいないのかしら?

私の思いをよそに、子犬はご機嫌の体で尻尾を振っている。

…こんな可愛い相棒がいるなら、雨宿りもまた良し、かな。

止む気配を見せない雨の中、私と子犬は揃って薄曇りになり始めた空を見上げるのだった。







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