キスして
第六話≪それぞれの変化≫
昨日のこと、思い出すだけで顔が真っ赤になっちゃう…。

なんであんな大胆なこと、いっぱい出来たんだろう。


壮陛に抱きついたり、キスしたり…約束までこじつけたり。


でも絶対嫌われた、フラれるって思ってたからほんとによかった。

つーか何であんな怒ってたんだろう、結局。

てっきりフジくんがわたしに教えたって言ったと思ったのに…。


涼子ちゃんとか鈴ちゃんに相談しまくって申し訳なかったな。

でも涼子ちゃんがフジくんと連絡先交換できたっていうの聞けたから相談しに行ってよかったかも。


わたしたちもうまくいったし、涼子ちゃんもうまくいけばいいのに。



今日からまた新学期。

9月というのに朝から暑いしセミも鳴いてる。


でもまた壮陛と毎日会える学校に行ける。


かなりご機嫌で学校に向かった。

テスト前だけど…。




でもこの新学期…怒涛の2学期になるってことをまだ知らなかった。
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