キスして
「せ、セクハラじゃないからねっ!!」

ってあわてて弁解する山野さんは少し太ってて優しそうな人だった。

多分30歳くらいかな。

その横でやり取りを笑う人。


「ホールの赤星です。よろしくね。」

その人は赤星さんといった。


わたしも山野さんに笑ってたけど赤星さんがあいさつしてくれたので2人に


「クリスティアーノ菜穂といいます。クリスでも菜穂でもなんでも呼んでください。よろしくお願いします。」

と挨拶をした。


2人とも優しそう。

店長もよさそうだし、環境に恵まれてるかもって思った。

話を聞くと山野さんは29歳で、赤星さんは高校3年だった。

赤星さんとは家も近くて中学の先輩。

高校1年と言うと店長がヨダレをふく仕草をみせてみんなでまた笑った。


そしてお客さんが来たので3人が仕事に戻ったのでわたしはまた挨拶をして店を出た。

明日からがすごく楽しみになった。

初めて働く。

それが楽しみなんていいことだよね、って思ってた。


帰ってパパとママとお兄ちゃんにカフェのこと、従業員さんのことを話したら(店長のおかしな発言、行動は除いて)頑張れって言ってくれた。

パパもママもわたしが働くことを応援してる。

本当に頑張ろうと思った。
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