キスして
─ポチャン─

お風呂につかってゆっくり考えてた。


悪い人じゃない。

いや、むしろいい人。

かっこいいし、優しいし。

家も近いしバイクもある。

進路は大学に決まってる。


断る理由が見当たらない。

でも悩んでる理由は壮陛と最近別れたばっかりということ、それと壮陛のこと忘れてるわけじゃないということ。


「どうすればいいのかな…。」

1人しかいないってわかってるのに呟いた。
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