キスして
わたしはフッと息を吐いて歩いた。
一緒に廉も来てたけど気にせずに。
女の子たちは睨んでる。
「あの、ちょっといい??話したいことあって…。」
緊張してしまう自分がヤダ。
目を見て言えない自分がヤダ。
一生懸命見上げて首元くらいを見ながら言った。
すると涼風くんはわたしの手首を持って歩き始めた。
廉の声も、女の子たちの声も無視したまま。
「あ、あの……━━」
わたしが何か言いかけたときだった。
「名前。」
「え?」
「名前、呼ばせんなよ。あいつに。」
そう言われまたもや不謹慎ながらキュンとしてしまった自分が嫌だった。
泣きたくなるほど嬉しかった。
「ゴメン。」
そう呟いたけど何も返って来なかった。
そして手も離れた。
しばらく歩いたり、階段を下ったりして、着いたところは食堂だった。
「たまには一緒に食うか。お前持ってるの弁当?俺学食だから。」
こっちも見らずにそう言うと、自販機で券を購入してた。
押したボタンには日替セットと書いてあった。
「うん…。嬉しい。」
そう言うとちょっと照れた仕草なのかな?
頭をぽりぽりとかいた。
「先、座ってて。」
そう言うと受け渡しのところに歩いて行った。
一緒に廉も来てたけど気にせずに。
女の子たちは睨んでる。
「あの、ちょっといい??話したいことあって…。」
緊張してしまう自分がヤダ。
目を見て言えない自分がヤダ。
一生懸命見上げて首元くらいを見ながら言った。
すると涼風くんはわたしの手首を持って歩き始めた。
廉の声も、女の子たちの声も無視したまま。
「あ、あの……━━」
わたしが何か言いかけたときだった。
「名前。」
「え?」
「名前、呼ばせんなよ。あいつに。」
そう言われまたもや不謹慎ながらキュンとしてしまった自分が嫌だった。
泣きたくなるほど嬉しかった。
「ゴメン。」
そう呟いたけど何も返って来なかった。
そして手も離れた。
しばらく歩いたり、階段を下ったりして、着いたところは食堂だった。
「たまには一緒に食うか。お前持ってるの弁当?俺学食だから。」
こっちも見らずにそう言うと、自販機で券を購入してた。
押したボタンには日替セットと書いてあった。
「うん…。嬉しい。」
そう言うとちょっと照れた仕草なのかな?
頭をぽりぽりとかいた。
「先、座ってて。」
そう言うと受け渡しのところに歩いて行った。