永遠の。
『ねぇ、ねぇ。これからどうするー?ご飯でも行く?』
何?何がどうなってんの?
『そうだなー。碧伊も時間あんだろ?つか、強制だけど。』
ご飯?
誰が?
誰と誰が行くの?
『ちょっ、綺乃?もしかして緊張してる?』
軽くパニックになってる私に真麻が話かけてきた。
心なしか、向かい側に座る二人がニヤニヤしてる様に見えるのは私だけでしょうか?
『べ、べつに!ちょっと、ちゃんと説明してくれる?確か、真麻達ってケンカしてたんだよね?!−−ってか、何で晃くんと、その…山本サンがいるの?』
そう言いながら、チラッと隣にいる山本サンを見た。
さっき見たように気怠そうな…
というより、怠そうに座ってた。
うっわぁーーー
機嫌悪そぉ。
『あー、あれね。もういいんだぁ。ね?晃。』
『そうそう。俺は最初から真麻しか愛してないから。な。』
『……………あっそ。』
こらこら、人前でイチャつくのは止めなさい。
目のやり場に困る。
まったく、周りの視線なんか気にせずに真麻は甘えだす。
それに応えるように晃くんは真麻の肩を抱き込んで…
あー完全に二人の世界だ。
こうなったら、私と山本サンいなくていいんじゃない?
もう、帰ろっかなぁ。
『『はぁーーー。』』
二人の溜息が重なった。
山本サンの方に視線を向けると、彼もこっちを向いていたらしく、初めて目が合った。
−−−−フッ。
『−−――――ッ!!』
ドキン。
やばい…
カッコイイかも……。