永遠の。

アタフタする私から視線をそらし、平然としてる山本サン。

むぅ。
そっちは余裕かもしれないけどねー、私は…


『碧ちゃん、ダメだよぉ。このコあんまり免疫ないんだからー』


私の思いを代弁するかのような真麻の声が聞こえた。


『見てたんなら、助けてよッ!』


完全に二人の世界にいたクセにさ、こうゆう事は見逃さない。
それで、後から楽しげにからかうんだよ。


ほ・ん・と!!
イイ性格してるよね。


『んじゃ、仲良くなったところで、場所変えよっか。』

晃くんと真麻が立ち上がって、出口に向かっていく。

その後を、いつの間にか立ち上がってた山本サンがゆっくりと歩き始めた。



…なんか、ついてけない。



すると、レジ付近にいる山本サンが振り返って呆然としてる私に視線を送る。



あー、
早くしろってことね?



そうだ!!
私、お金払わなきゃ!!



慌てて、みんなの後を追いかけた。
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