永遠の。

あのぅ… 真麻さん?


忘れてません?
私…いるんですが?


いきなり来たかと思ったら、バッグの中から3冊の本を取り出して…ペラペラとめくりだした。


『んー、やっぱこれかなぁ?でも、王道なのもいいよねぇ…あ!これ、いいかも!でもなぁー…』

『ねぇ、さっきか『あー!これイイ!!うん。これに決まりよねっ!』』

さっきからさぁー、私が話し掛けようとすると、真麻がかぶる。

わざとでしょ?!

って、疑うぐらいなタイミング。

さっきから、この繰り返しばっか。


『―――はぁ…』

『幸せ逃げるよ?』


またまた、タイミング(?)を見計らったように真麻が言った。
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