永遠の。
4
”外に出たらメールして”
−−−−−−−−パチン。
今日は、晃くん達のライブの日。真麻からのメールを確認して外に出た。
あ…
私のいる位置から少し離れたところに、碧伊サン発見。
っていっても、頭の辺りしか見えない。
ファンのコ達だろうな。
すっかり、囲まれてる。
私は、右手に持っている箱を見た。
実はあの日、作っちゃったんだよね。
”シュークリーム”
べ、べっ、別にさ!
碧伊サンの為じゃなくて、ノリで作ったっていうか…
そう!!!
みんなで食べようと思っただけだしッ!!
うん。そうだよ。
『プッ。何してんの?百面相?』
『ふぇ?』
勢いよく、見上げたら碧伊サンの顔が…
うわっ!!!!!!!!
ち、ちっ、近いですってば!!
『――ヘンなやつだな。』
そんな言葉と一緒に、碧伊サンの指が頬に触れた。