先生...!!!
「優輝、ありがとう!」
「いーえっ!そういえば今日、レントゲンだよな?」
「そうだよー!」
今日はレントゲンを健康診断ってことで撮ることになっていた。
「やった!授業半分潰れる!レントゲンの時の授業は...
世界史だな!」
「世界史?」
「うん。先生だれだろ?まあ、寝るから関係ないけど!」
「寝るんだ?笑」
「当たり前!ていうか、ちはる、なんかあっただろ?顔、引きつってる。笑えてないぞ?」
優輝、すごいね。
そんな些細なこと気付くなんて。
世界史の先生といえば学年主任の先生か岡村先生しかいなかった。
そう考えたらまた心の中がぐちゃぐちゃになって...
ちゃんと笑えなかったんだ。