先生...!!!





「優輝、ありがとう!」

「いーえっ!そういえば今日、レントゲンだよな?」

「そうだよー!」

今日はレントゲンを健康診断ってことで撮ることになっていた。

「やった!授業半分潰れる!レントゲンの時の授業は...
世界史だな!」

「世界史?」

「うん。先生だれだろ?まあ、寝るから関係ないけど!」

「寝るんだ?笑」

「当たり前!ていうか、ちはる、なんかあっただろ?顔、引きつってる。笑えてないぞ?」

優輝、すごいね。
そんな些細なこと気付くなんて。
世界史の先生といえば学年主任の先生か岡村先生しかいなかった。
そう考えたらまた心の中がぐちゃぐちゃになって...
ちゃんと笑えなかったんだ。





< 23 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop