先生...!!!





「じゃあ、戦うしかないよな?」

「うん...。でもあたし!強くないからすぐにまた弱虫になるよ?弱虫になったら負けちゃうよ?」

「そうなったら俺がまた強くさせてやる。俺が支えてやる。なあ、ちはる、もっと親友の俺を頼れ!ちはるは1人じゃないから。」


今までずっと1人だった。だから1人で何でもしなきゃいけないって思ってた。
でも今は違う。優輝がいる。


「そっか...。」


優輝はあたしより大人でしっかりしていて強い人だった。

でもそんな優輝がいてくれたから、あたしは闇に陥らなくて済んだんだと思う。


「親友の力って大きいなあ...!!!」

心からそう思った。





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