先生...!!!
「どうした?」
「あたし、大輔っていう中学の同級生と付き合うことにしたの。」
「え?ガチで?先生は?」
「先生のことは好きだよ。変わらない。大好き。でも好きだから、先生を困らせたくないから、付き合うことにした。」
「彼氏を利用して諦めるってこと?」
優輝の目が鋭くて怖くてあたしは凄んでしまった。
「何やってんだよ!ちはるらしくねーよ!自分を犠牲にするなよ...。」
優輝は今まで見たことないくらい険しい表情だった。
「だって...そうでもしないと...」
「ちはるは自分の気持ちを抑えすぎ。でもちはるが決めたことだからな。俺はどうこう言えないけど。」
「ごめんね。」
「ただ、中途半端なことはするなよ。彼氏のためにもちはるのためにも。」
「うん。」
「別れるなら今のうちだぞ。」
「大丈夫。頑張るよ。」
ちょっと不安だけど1度決めたことだから頑張りたいと思った。