先生...!!!
岡村先生に会えるのはもちろん嬉しい。
でも気まずいままだから一刻も早く職員室から出たかった。
あれ?ちょっとまって?今の声...まさか?いやいやいやいや。そんなわけない。でもあの声は...
「深沢ちはる!!!」
力強く言われたのでビクビクしながら後ろを見ると、やっぱりあたしの予想は当たっていた。
「岡村先生...、なんですか?」
「ちょっと聞きたいことがあってな。教室戻るんだろ?」
「はい」
「俺も教室行くから一緒に行こうか!」
へ?一緒に?てゆかあんなに話してなかったのに今、一緒に教室行くの?いや、嬉しいけど!心の準備が...
「おーい、深沢ー、ぼーっとしてるとおいてくぞー!」
「あ、はい!」