Re:
弁当箱を抱えたまま

僕はチュウにもらったヤキソバパンを食べた。

彼は僕の現状を知ってるかもしれない。

知らなかったとしてもさっきので知られたはず…

そればかりが頭から離れず

ヤキソバパンの味もわからない。



ブブ・・・

バイブの音が微かにした。

僕は携帯を持って来ていない。


チュウはポケットから携帯を出した。


ジッと画面を見ながら

そして唸りだした。

「んー…」

??


「アツム」

「え?」

「お前、動物好きか?」

「え???」

「あ、ゴンと遊んでたし大丈夫だよな。今週の土日、バイトしねえ?」

「はぃ?」

昨日以上にチュウの発言は不思議に満ちていた。
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