Re:
ほら

やっぱりそれがない日なんてないんだ。

諦めの気持ちで頭がいっぱいになっていた。


僕はフェンスに頭を押さえ付けられ

動く事も出来ない

「お前、ナカニシに頼んで守ってもらおうと思ってるのか?」

クラモト君が僕を押さえ付ける手に力を込めながら

「守…?」

僕がチュウに頼んでこの状況を守ってもらう???

訳が分からずクラモト君の質問に答えずにいると


お腹に鈍い痛みが走った

「っ……!!」

顔が歪んでしまうほど

アシダ君のパンチは重い

「あいつが何でお前の周りにいるのかなんて決まってる。」

「お前が金で頼んでるのか、同情されてるか。どっちかだろうなぁ。」

痛い

痛いよ


お腹も

頭も

心も


「違うって、言い切れるのか?」


クラモト君の言葉は

クラモト君から受けること全て

僕は痛くてたまらないよ………
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