Re:
「あ、おはよーアツムくん。」

診察室に挨拶をしに入ると白衣をまとったチュウの母親が机にむかっていた。

「おはようございます…。」

緊張しながら挨拶をした。

「今日はアリガトね。ペットの散歩と遊び程度だからそんなに緊張しなくても良いからね。」

緊張が抜けない僕に苦笑しながら彼女は優しく微笑んだ。

チュウと似た笑顔に、僕は少し緊張が解れてきた。

「朝はどの子だっけ?」

奥にある病室(?)を先に見に行ったチュウが診察室を覗く

「昨日遊んでないコ。」

一言、言って

「へーい。アツム、こっち来て。」

チュウは奥の部屋に僕を呼んだ。
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