Re:
カシャ



カシャ‥ン




オレは自分の目を疑った

オレの背丈より高い屋上を囲むフェンスを

アツムはゆっくりと登りだしていた。

一時は大丈夫かもと安心してたアツムの心に生じた行為

アツムの後をつけてきて正解だった

言葉を発する暇なく

屋上の入口からアツムのところまで

体育祭の時も授業の時も出さなかった記録並に走っていた。


アツムの腰を掴み

オレは


アツムをフェンスから力任せに引き剥がした。
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