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日常

僕の席は一番後ろ

しかも教室の隅にあるゴミ箱の前。

窓側の席だからまだマシかもしれない。

そんな席のおかげで授業中でもみんながゴミを投げてくる。

メモを丸めたもの

床に落ちていたもの（ホコリの塊）

消しゴム（ちぎったもの）

ガムを包んだもの（使用済）

これらは僕の後ろにあるゴミ箱には届かず

ゴミ箱の前にいる僕に、当たる。



「ゴミはゴミを引き寄せるんだな。ゴミ箱に入らねぇよ。」

「あー、納得。オレも入らねぇんだ。」

ニヤニヤしながら言うのはクラスメートのアシダ君とサカイ君。

僕は顔に当たり机の上に落ちたゴミを手に取り、ゴミ箱へ捨てる。

その僕の行動により彼らから

「ありがとう」

とか

「悪いな」

なんて言葉はない。



こんな時、彼らに何と言いながらこのゴミを捨てれば良いのかなんて


僕にはわからない。