Re:
オレの家の近所にある公園
夜中だから当たり前だけどあんまり人気がなくて
昼間も木がうっそうと生い茂ってて
暗く感じるのか子供があんまり立ち寄らない公園
夜も外灯は点いてるものの、それも明るくない
ここがオレのお気に入りの場所
「ゴンを捕獲したとこなんだ。」
ゴンと出会った公園でもある。
公園の中に入り、木製のベンチに座る
ベンチと言っても背もたれもなくひじ掛けもない
ただの木の板を台にしたような簡素なベンチ
オレの座る位置の斜め後ろに腰を下ろすアツム
背中合わせのように
「ここ、周りに明かりがないから星がよく見えるだろ?」
カフェオレのプルタブを開け、空を見る
「うん…」
プルタブを開ける音が背中越しに聞こえる
「ここ静かで気に入ってるんだよ。」
一口飲むカフェオレは冷え切った口の中を一瞬だけ熱くする
「…なんか…静かすぎて怖いね…」
そう言いながらアツムはまた星を見る
「まあ、夜中だしな。」
「僕はいつも部屋のベランダで見てたんだ。」
「好きなんだなぁ」
「父さんが星座が好きだから」
「ほら、星座の本に点と点を線で繋げてこんな形で、こんな物語があってって…。」
人差し指で空に図形を描き、アツムは話しだす
夜中だから当たり前だけどあんまり人気がなくて
昼間も木がうっそうと生い茂ってて
暗く感じるのか子供があんまり立ち寄らない公園
夜も外灯は点いてるものの、それも明るくない
ここがオレのお気に入りの場所
「ゴンを捕獲したとこなんだ。」
ゴンと出会った公園でもある。
公園の中に入り、木製のベンチに座る
ベンチと言っても背もたれもなくひじ掛けもない
ただの木の板を台にしたような簡素なベンチ
オレの座る位置の斜め後ろに腰を下ろすアツム
背中合わせのように
「ここ、周りに明かりがないから星がよく見えるだろ?」
カフェオレのプルタブを開け、空を見る
「うん…」
プルタブを開ける音が背中越しに聞こえる
「ここ静かで気に入ってるんだよ。」
一口飲むカフェオレは冷え切った口の中を一瞬だけ熱くする
「…なんか…静かすぎて怖いね…」
そう言いながらアツムはまた星を見る
「まあ、夜中だしな。」
「僕はいつも部屋のベランダで見てたんだ。」
「好きなんだなぁ」
「父さんが星座が好きだから」
「ほら、星座の本に点と点を線で繋げてこんな形で、こんな物語があってって…。」
人差し指で空に図形を描き、アツムは話しだす