Re:
「強く…なんかないよ。」
僕は弱虫だ
誰にも言えなかったから
僕が受けるコトを
家族にも
先生にも
手を差し伸べてくれたキョウツカ先生にも
僕の友達になってくれたチュウにも……
「強いのは、チュウだよ。」
僕が何も言わないことに
怒ることも
非難することもしない
ただ、黙って僕の『タイミング』を待っててくれる
「傷つけたくないという気持ちで言わないのと恐れて言わないのとは違うだろ。」
「アツムは弱くなんかねえよ。」
チュウは僕の言葉を否定する
というより
言葉の意味を深く、僕に伝える。
チュウのほうが
僕の何倍、何十倍と強いよ
僕に力を与えてくれる言葉ばかりをくれる、チュウが。