Re:
「…ここ数ヶ月」

「僕は誰にも見えてない気がして仕方なかったんだ。」

部屋に入って

チュウは1階のキッチンへ行き、僕にホットミルクのおかわりをくれた。

「見えてない?」

「チュウに会うまでの間、学校内には僕と話をする人は誰もいなかったんだ。」

「この世界に僕は存在してないみたいに」



毎日怖かった



彼らから受ける暴力

彼らから投げつけられる言葉

いつしか

彼らから見えなくなっている僕


『彼らから』

『誰にも』

見えない僕になりそうで

毎日が、怖かった。




チュウと出会うまで
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