Re:
振り返ると

見慣れた3人…クラモト君たちがいた。

え・・・?今、『オリオン』って言った・・・?



「久しぶりだなぁ。」

「寂しかったぜ?」

「なんだ?そんなに驚いた顔をして」

ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべながら僕の肩を掴み、携帯を取り上げる。



「うわー・・お前ホントに友達いないんだな。」

「マジでSORAとしかメールしてねえし。あ、あと母親か?これ。」

僕の携帯をイジりながら笑ってる。

「返してっ・・!」

僕の言葉は当然受け入れてもらえず

僕はクラモト君に肩を掴まれたままで奪い取ることが出来ない。



「オリオン君、お前まだわかってねえ?」

ニヤニヤしながらクラモト君は僕に言葉を続けた。

「お前のメアド、ずーっと前に友達だった奴がオレに教えてくれたんだ。」

「だーれもメールなんてしてくれねーだろ?お前なんかに。」

「だから」

「優しい俺がメル友になってあげたんだ。」

「楽しかっただろう?束の間の友達ができてよ。」



「俺が『SORA』として友達ごっこをしてやったんだ。感謝しろよ。」

僕は自分の耳を疑うしか出来なかった。
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