Re:
体が痛い
腕を上げようとすると激痛が走る
上体を起こそうとしても力が入らない。
僕は体が動かないことに気づいた。
「気がついたかい?フジワラアツム」
ベッドの間仕切りカーテンを開いて現れたのは保健医のキョウツカ先生
「運が良かったとしか言いようがないね、これは。」
僕の目にペンライトを照らしながら言う。
「屋上から飛び降りて命があるなんて。」
ペンライトを胸ポケットに直し、ため息まじりに話し出す。
「始業式の放課後に学校の屋上から飛び降り…なんて」
「ナカニシがいなければヤバかっただろうね。」
キョウツカ先生の肩越しに映るのは、チュウの姿。
制服がボロボロになってる気がする。
「…………」
チュウは僕と目が合うと、フイと逸らした。
「僕…死ねなかったんですね…」
真っ白な天井を見ながらポツリ、呟く
「…何をそんなに死に急ぐ?」
キョウツカ先生は両腕を組みながら聞く
「明日になったら……また学校に行かなきゃいけない……」
学校に行ったらまた……
「―・・明日を迎えたくない・・・です」
布団の中で拳を握りながら、搾り出すように言った。
繰り返される毎日はもう、たくさんだ。
腕を上げようとすると激痛が走る
上体を起こそうとしても力が入らない。
僕は体が動かないことに気づいた。
「気がついたかい?フジワラアツム」
ベッドの間仕切りカーテンを開いて現れたのは保健医のキョウツカ先生
「運が良かったとしか言いようがないね、これは。」
僕の目にペンライトを照らしながら言う。
「屋上から飛び降りて命があるなんて。」
ペンライトを胸ポケットに直し、ため息まじりに話し出す。
「始業式の放課後に学校の屋上から飛び降り…なんて」
「ナカニシがいなければヤバかっただろうね。」
キョウツカ先生の肩越しに映るのは、チュウの姿。
制服がボロボロになってる気がする。
「…………」
チュウは僕と目が合うと、フイと逸らした。
「僕…死ねなかったんですね…」
真っ白な天井を見ながらポツリ、呟く
「…何をそんなに死に急ぐ?」
キョウツカ先生は両腕を組みながら聞く
「明日になったら……また学校に行かなきゃいけない……」
学校に行ったらまた……
「―・・明日を迎えたくない・・・です」
布団の中で拳を握りながら、搾り出すように言った。
繰り返される毎日はもう、たくさんだ。