Re:
「ほう…それで?」
少しだけアルコールのニオイがする空間
「頼むよ、キョウちゃん。オレらをサボらして」
チュウはキョウツカ先生の両肩を揉み、お小遣をねだる子供のようにお願いしてた。
僕らはキョウツカ先生のいる保健室にいた。
「却下」
一言で済ませた。
彼女は書類を書く作業を続ける
「えーっ!?」
そりゃそうだ
『先生が帰宅許可だせばOKだよ』
そんな事言って意気揚々と保健室に来たけど
生徒のサボりを賛成するなんてありえない
「チュウ……ほら、先生も言ってるから。」
僕はチュウに諦めさせようとチュウの裾を引いて出ようと促す
「…………」
僕の言葉でキョウツカ先生は動きを止めた
「あたしがダメだと言ってもどうせお前はサボるだろ?今更何を言ってるんだ?ナカニシ」
また作業を続けるキョウツカ先生
僕らに振り向く事もなく
「ほら、仕事の邪魔だ。さっさと出て行け。」
僕らを追い出すように左手を振る
「さっすがキョウちゃん。だから好きだよ」
チュウは先生の背後から抱きついて言った
「うるさい」
その行動に動じることなく先生は作業を続ける。
「今度お菓子補充しておいてあげるよ」
「お前が今まで食べた分以上に入れとけよ。」
そんなワイロのやりとりみたいな会話が続いた後
チュウにまた手を引かれ保健室を後にした。
「チュウ、ね……」
保健室に残る大人は一瞬手を休め、ポツリと呟いた
少しだけアルコールのニオイがする空間
「頼むよ、キョウちゃん。オレらをサボらして」
チュウはキョウツカ先生の両肩を揉み、お小遣をねだる子供のようにお願いしてた。
僕らはキョウツカ先生のいる保健室にいた。
「却下」
一言で済ませた。
彼女は書類を書く作業を続ける
「えーっ!?」
そりゃそうだ
『先生が帰宅許可だせばOKだよ』
そんな事言って意気揚々と保健室に来たけど
生徒のサボりを賛成するなんてありえない
「チュウ……ほら、先生も言ってるから。」
僕はチュウに諦めさせようとチュウの裾を引いて出ようと促す
「…………」
僕の言葉でキョウツカ先生は動きを止めた
「あたしがダメだと言ってもどうせお前はサボるだろ?今更何を言ってるんだ?ナカニシ」
また作業を続けるキョウツカ先生
僕らに振り向く事もなく
「ほら、仕事の邪魔だ。さっさと出て行け。」
僕らを追い出すように左手を振る
「さっすがキョウちゃん。だから好きだよ」
チュウは先生の背後から抱きついて言った
「うるさい」
その行動に動じることなく先生は作業を続ける。
「今度お菓子補充しておいてあげるよ」
「お前が今まで食べた分以上に入れとけよ。」
そんなワイロのやりとりみたいな会話が続いた後
チュウにまた手を引かれ保健室を後にした。
「チュウ、ね……」
保健室に残る大人は一瞬手を休め、ポツリと呟いた