(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
きみの為ならこの命も惜しくない。




俺は真子さんの手を握り続けた。




真子さんが目を覚ました。



「マサさん、いつからいたんですか?


起こしてくれたら良かったのに。」




『あまりにもよく真子さんが眠っていたので、


そっとして置きました。』



真子さんが俺の手をそっと離した。




「マサさんごめんなさい、私マサさんを銀ちゃんと間違えてしまったみたい。」



『大丈夫ですから、気にしないで下さい。


組長は今仕事の電話がかかって来て、


出かけました。』




真子さんが申し訳なさそうに笑った。




『真子さんの元気な顔を見れて良かったです。』




真子さんが大きな瞳から涙が溢れた。




「私元気じゃないです。私が元気でないと、


みんなが困るから、私は元気に笑うしかない。」




もう笑わなくていいから。



真子さんの涙をそっと手で拭った。









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