(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
マサさんが帰ってから、私は運ばれて来た夕食を食べた。




少し食欲が出て来たみたい。




銀ちゃんはどこまで行ったのだろうか?




今日は病院へは戻って来ないのだろうか?




銀ちゃんお願いだから、私から離れて行かないで。




銀ちゃんが凄く遠くに感じた。




銀ちゃんと話がしたい。




私は配膳を片付け、ナースステーションへ向うと、



喫煙所にいる銀ちゃんを見つけた。




どうしてこんなとこにいるの?




私と一緒にいるのがもしかして辛い。




銀ちゃんは吐き出したタバコの煙を見つめている。




銀ちゃんの声が聞こえたんだ。




【俺じゃ駄目かもな、真子に俺は必要ないのかもな。】




何でそんなこと言うの?




【俺は真子を幸せにしてやれない。


俺は真子不幸にしてる。


俺なんかに会わなければ、真子は幸せになれたはずだ。】




何でなの?




銀ちゃんの気持ちが分からない。









< 143 / 220 >

この作品をシェア

pagetop