(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
「私あんたみたいな人嫌い。


いいっ子ぶって、影で何してるか、分からないような奴大嫌いだ。



私は銀ちゃんの見た目に惚れた訳でもなく、



ましてお金なんかじゃない。



私は銀ちゃんが好きだから、ただ一緒にいたいだけ。


たまたま好きになった男が、極道だった訳。



あんたには、『真子そのくらいでやめとけ。



足立も真子を見くびると、酷い目に合うよ。



真子は空手の有段者だからな。』




え、私いつから空手の有段者になった訳?




腕相撲なら強いけど。




「準もう止めなさい。銀平君には敵いませんよ。



真子さんはそれ以上に強いですからね。



準は僕の息子と同じですから、銀平君に焼きもち妬いてどうするんですか?



でもまぁ準が初めて、自分の気持ちをぶっけてくれて、嬉しいですけどね。」




足立さんは、銀ちゃんに中川さんを取られたように思ったんだね。




何か可愛い。




足立さんは顔が真っ赤だった。




血の繋がりなんか関係ない。




一緒にいればもう家族なんだよ。










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