(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
二人の男の手を離して、母さんに駆け寄った。




私は母の手を強く握る。




母が強い力で握り返す。




「母さん頑張って、鉄二さんもいるよ、ごめん銀ちゃんまでついて来た。」




母さんの顔が少し緩んだ。



鉄二さんは母に近づこうとしない。




「鉄二さん母さんの手握って上げて。」




鉄二さんは母におそるおそる近づく。




母がもの凄い力で、鉄二さんの手を握った。




母の痛みに耐える顔を見て、銀二さんはそのまま倒れた。




貧血を起こしたらしい。




ドアのとこ見れば、銀ちゃんも伸びていた。




このアホ男二人全く役に立たない。




分娩室からタンカーで運び出された、鉄二さんと銀ちゃん。




やってられません。










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