(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
母さんごめん、私は銀ちゃんを一人に出来ないんだ。



今銀ちゃんがどんな思いをしてるかと思うと、



寝てなんかいられない。




私はジャージに着替え、帽子を深く被り、



自転車でスーパーまで向かった。




銀ちゃんに怒られてもいい、銀ちゃんと一緒にいたい。




暗い街の中を走り抜け、スーパーまで急いだ。




スーパーの駐車場には、銀ちゃんの車と、鉄二さんの車があった。




スーパー朝田の看板がメチャクチャになっていた。




出来上がってた外装も酷い事になってた。




私は店の中に飛び込んだ。



朝田組の組員が私を見た。



何故かみんなも血だらけだ。




松本組の人間と喧嘩した訳?




「銀ちゃんは何処?」




『組長は事務所にいます。組長もケガしてますんで、

俺らが松本組と乱闘になったのを、


組長が体張って止めてくれたんです。


真子さん本当にすみせんでした。』




先に謝れたら、怒りたくても怒れないでしょうが。









< 70 / 220 >

この作品をシェア

pagetop