(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
だって太郎って犬みたいだもん。(犬に失礼)




『俺だって太郎って呼ばれんのは嫌いだよ。


街ん中で呼ばれると、みんな見るし恥ずかしい。


だが初対面のおまえに笑われたくねぇよ。』




今はあんたの名前なんて、どうでもいい。




早く用件済ませて私は帰りたい。




こんなとこ一秒も長くいたくない。




「太郎おまえ朝田組になんかした?」




不味い顔をした太郎。




『おい太郎答えろ、その女は朝田銀平の嫁。


おまえまさか俺にかくれて、悪さしてんじゃないだろうな。』




「俺がて手下した訳じゃない。


ただ朝田組が、いい気になってるみたいな事を言った。


銀平は極道の癖に、スーパーなんか作って街に貢献したいとか言ってるし、


だから組員たちに愚痴を言った。


俺は朝田組を何とかしろとかは言ってない。』




はぁやっぱこいつバカだ。



『上に立つ人間にそう言われれば、下っ腹は行動起こすに決まってるでしょ!


太郎あんた頭悪いね。』




太郎が私に殴りかかる。









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