るーむしぇあ
何が起こっているのだろう。
これ以上近くはないってぐらい近い。
っていうか密着しちゃってますけど。
只今動揺のあまり、脳内は逆に冷静になっております。
『急性心臓破裂死』
そんな言葉が思い浮かんだ時、中村くんが口を開いた。
「雫…。」
「う…ん?」
喉の辺りで食い止められる言葉を絞り出す。
「俺さ、」
「ずっと…」
━がちゃっ
心臓の音の中にドアノブの音が混ざった。
だ、誰か来た!
そう思ったのと同時にふわりと身体が軽くなる。
「あー腹へった。」
耳に届く雨宮くんの声。
「今作ってるから。」
上から聞こえる中村くんの声。
って、立ち上がるの早っ!!!!
「雫。」
中村くんが私を見下ろす。
「ご飯作ろっか。」
……………。
作れるかーーーーーっ!!!!!