きらり

「なにか隠してる?」

「えっ、ううん。なんにも…」


綾羽が心配そうな顔で言った


「有菜、いっつも溜め込むから、ちゃんとゆってや」

「うん。ありがと。言えるときがきたらちゃんとゆうね。」


綾羽はニッコリ笑って


「さあー、数学しよ」


なんて言って、あたしを問い詰めないでくれた


ありがとう、綾羽

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