白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
「こっそりお前のバイト姿見に行ったこともあったなぁ。俺ってストーカー・・・・・・」
先生は、顔を見せずに私の元気な姿だけ見て安心してくれたんだね。
「あの店に行けば直に会えるって思うと、救われたんだ。また食べたいな。あのパン。直のエプロン姿も似合ってたよなぁ」
「懐かしいね。私ね、会いに行ってみようかなって思ってるんだ」
先生は一瞬驚いた顔をした後に、直らしいなって言ってくれた。
俺もついていこうか?と言った後に、俺はいらないなと言った先生。
私も迷っていた。
ふたりで行くのと、私だけで行くのと、どっちがいいのかなって。
結婚の報告をしたい気もしたけど、もしも逆の立場だったら・・・・・・
ますます素敵になっている先生を見て、惚れ直しちゃうかもしれない。