白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
でも、本当のこと。
俺がもしも直以外の女性に、人生で初めて告白されたとしても……ちゃんと直を見つけていたと思うんだ。
俺は幸せ者だな……なんて改めて感じていた。
「なんだか、懐かしくなったよ。岡崎先生と話していると、いろいろ思い出して切なくなったりしてさ」
「どんなこと思い出したの?」
言えないよ。
照れくさくて……
「内緒」
「教えてよぉ、先生」
餃子を頬張った直。
「ふふん。また今度な」