白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~




休み時間になり、畑中は部屋を出て行った。



あの日、保健室の前で畑中に会わなかったら・・・・・・

こんな話もできなかった。




授業で教えていない生徒とこんなに仲良く話せるなんて。



俺はニヤける顔を元に戻しながら、苦いコーヒーを飲んだ。






俺に話してくれた。


俺のことを信じてくれた。



それが嬉しかった。





放課後。



水谷先生に、いつ話そうかなぁと思いながら廊下を歩いていると、前から水谷先生が歩いてきた。






何だぁ?





このタイミング。






今、話せってこと?









< 192 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop