白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
休み時間になり、畑中は部屋を出て行った。
あの日、保健室の前で畑中に会わなかったら・・・・・・
こんな話もできなかった。
授業で教えていない生徒とこんなに仲良く話せるなんて。
俺はニヤける顔を元に戻しながら、苦いコーヒーを飲んだ。
俺に話してくれた。
俺のことを信じてくれた。
それが嬉しかった。
放課後。
水谷先生に、いつ話そうかなぁと思いながら廊下を歩いていると、前から水谷先生が歩いてきた。
何だぁ?
このタイミング。
今、話せってこと?