白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
昼休み。
私は、大野さんに言われたことを沙織に正直に話した。
言うのが遅くなったことを謝って、大野さんからは内緒にして欲しいと言われたことも話した。
「そっかぁ・・・・・・実は、何度か、もしかして?って思ったことはあったんだよ」
沙織は明るい声でそう言ってくれた。
「直、かわいいから好きになっちゃう気持ちはわかるもん。でも、結婚してんのに、大野先輩もバカだよね」
「沙織・・・・・・怒ってない?」
「何で直に怒るのよ!!直は被害者じゃん。直は、そんな告白されて嬉しいどころか、めちゃめちゃ悩んだんでしょ?私のこともあるし・・・・・・ てか、大野先輩、デリカシーなさすぎ!!一気に冷めた!!」