白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
もう、おばあちゃんの手を握ることはできない。
おばあちゃんの声を聞くこともできない。
でも、こうしていつでもおばあちゃんと話すことができる。
すぐそこにおばあちゃんがいるような気がする。
心の中には、たくさんのおばあちゃんとの思い出があるから。
だから、これからもおばあちゃんは私の大事な家族。
ずっと見守っていてね。
私達を・・・・・・
「おじいちゃんとおばあちゃんも喜んでいるわね」
お母さんの声で我に返る。
また空を見上げる。
さっきとは違う雲。
丸い雲が2つ重なり合っていた。
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