白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
京都の夜
―京都の夜―
急な階段をのぼる。
いい匂いが・・・・・・
「腹減ったぁ」
先生は、扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
薄暗い階段の上には、素敵なお店があった。
鴨料理のお店。
爽やかなお兄さんが数人いるお店で、一歩店に入ると、香ばしいにんにくの香りが食欲をそそる。
予約していたからか、一番奥の個室風の席に案内してくれた。
薄い紫色ののれんの奥に、掘りごたつ。
丸い窓があって、そこから京都の夜景と川が見えた。
「ロマンチック過ぎる!!」
「想像以上にいい雰囲気だな。さてと・・・・・・食いしん坊の直は、どれだけ食べるのかな~」