白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
川のせせらぎと風の音。
先生の吐息。
京都のロマンチックな夜・・・・・・
「やっべぇ。スイッチ入りすぎたかも」
そんなことを言う先生は、自分の顔をパンパンと叩き、スイッチを切ろうとする。
20分くらいイチャイチャした私達は、両サイドのカップルをチラっと見て立ち上がる。
まだイチャイチャし続けているカップルを横目に、先生と私は歩き出す。
「あぁ~、スイッチ切ってくれぇ」
「切れてないの?」
「全然!!」
河原を歩く。
のんびりと。
先生の手はまだ熱いままだったけど、秋の風がふたりの体を冷やしてくれる。
たくさんの人がいる場所で、堂々とキスをした。
こうして、手を繋ぐこともできる。