白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
大広間でお鍋を食べた。
社内でも有名な美人の先輩が、お酒を飲んで、男の人にもたれかかっていた。
その先輩は独身だけど、男の人は既婚者。
肩に手を回す様子を見て、泣きたくなる。
悲しい。
男の人って、どうしてそんなこと平気でできちゃうんだろう。
先生以外の男の人は、みんな信じられない。
その先輩の浴衣を脱がせようとする男の人もいて、気持ち悪いと思った。
「男ってバカだね」
真由美さんはポツリとそう呟いた。
「みんなニヤニヤしてて気持ち悪い」
私がそう言うと、真由美さんは頷いた。
「ちょっと散歩しない?」
真由美さんに誘われて、旅館の小庭を散歩した。