白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
「さっきのああいうの見ててさ、思ったんだよね。部長にとって、私ってああいう対象だったんじゃないかなって」
また部長とのことを話してくれたことに嬉しさを感じると共に緊張感が体を走る。
「私にとっては憧れの上司だった。でも、部長にとっては、ただの若い女だったんだろうな。それに気付かずに・・・・・・バカだった」
そんなことないです!って言いたかったけど、何を言っても正しくない気がして黙っていた。
小庭にある池の中の鯉が、私達の姿を見て寄ってくる。