白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~



「せん・・・・・・せ・・・・・・」




しぼり出すように声を出す。



先生を呼ぶ。






声で呼ぶんじゃない。



心で呼ぶ。






きっと伝わる。



先生はいつでも私のことをわかってくれているから。






先生はスーパーマンだもん。




修学旅行のスキーで崖から落ちた時も、私の心の声が先生に届いたんだ。





先生。


先生。


愛する私の旦那様。





助けて。



お腹が痛いよ。






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