白いジャージ６ ～先生と愛のキセキ～

「これから楽しみなふたりだな！で、真由美さんの噂はもう大丈夫？」




こうして友達みたいに何でも話せる関係でいることが幸せだなって思うんだ。


私が話したことをちゃんと覚えてくれていて、心配してくれて･･････





「先生が言った通り、次の噂が出るともう前の噂って消えちゃうんだね」



「そうそう。みんな噂が好きだからな」



「私と先生って、噂にならなくて本当に良かったよね」




私達の関係がもしも、高校時代に噂になっていたら･･････どうなっていたんだろう。



きっと1日で全校生徒が知っているくらいに回ったんだと思う。



先生に憧れている生徒はたくさんいたし、考えただけでも怖ろしい。





「確かにそうだな。荒木が教頭先生に俺達のこと怪しいって言った時は、最大のピンチだったな。荒木は、教頭先生に言っただけだったから助かった」



「うん。あのおかげで、私達強くなれたしね」