白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~



荒木さんが私達が音楽室で密会していることを教頭先生に言って、音楽室に教頭先生が来た時、私も先生も最悪の事態を想像した。




あの時、本当に先生も私も震えるくらいに怖かった。




壊さないで。


私達の愛を壊さないでって・・・・・・願ったんだ。





あれから、先生とふたりで会うことをやめた。



音楽室でこっそり抱き合ったりすることもできず、卒業までの時間をただ静かに待っていた。






辛くなかったとは言えないけど、あの時間は私と先生にとって必要だったんだと今ならはっきり言える。






本当に強くなった。



私自身も。


私と先生の愛も。




< 82 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop