白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
先生はどれほど心配しただろう。
ごめんね、先生。
「救急車、初めてだぁ」
「何言ってんだ!!でも、さっきより顔色も良くなった」
子宮辺りが痛いということと、妊娠の可能性があるということで、婦人科のある救急病院へ搬送された。
夜中の3時。
こんな時間に、スタンバイしてくれているお医者さんがいるってすごいことだよね。
病院のベッドで先生を待っている間に、また少しお腹が痛くなった。
赤ちゃん・・・・・・
頑張って。
私を診察してくれたのは女性の先生だった。
世の中にはいろんな職業があるんだなぁなんて変に落ち着いて考えていた。
夜中の3時に、診察してくれるなんて。
なんてありがたいことだろう。